日々、地域で暮らす病気や障害をもつ子どもと家族からお話を聞く中で、自分がいる世界とは別に「あっちの世界」があるように感じることがあるというお話を聞くことがあります。そんな子どもと家族の中には、「気軽に出かけたいけど、ちょっと不安。」そんな風に感じて、外出が大変な子どもとご家族がいます。

それは、コンセントやスロープがない、静かな場所がないなど、設備の問題のせいでもあります。でもそんな設備の問題以外にも「みんなにどんな風にみられるんだろう」「その場所に行ってもいいのかな。」という心の不安も大きくあると思います。「大丈夫だよ。みんな歓迎しているよ。」と優しい気持ちを持ってくださっているお店の方も、それを伝えることができないから伝えられない。子どもと家族は、想いを伝える機会がなかなかない。もっと想いを知ることができれば、今まで何気なく見ていた世界が「もしかしたら、ここは困るのかも。」「こうすれば、みんな使いやすいのかも」と、今まで違った見え方をするんじゃないでしょうか。

つながれば、みえてくる。

子どもと家族、お店がつながって、もっと外出しやすい世界になればいいなと思い、このPROJECTをはじめることにしました。

みえてくPROJECTに賛同してくださっているお店には「みえてくステッカー」を貼っていただいています。
このお店のスタッフさんは病気や障害をもつ子どもと家族の現状や想いを知っていただくための簡単な講座を聞いてくださっています。
特別な設備や手助けは難しくても「大丈夫だよ。歓迎していますよ。」と思ってくださっているお店です。

ステッカーは4種類