小児がん・難病の子どもたちが治療を受けながらも、家族と一緒に過ごしたり、自分の好きなことを思いきり楽しむ、そんな「子どもらしい/家族らしい時間」を大切にできるような環境をつくりたいという想いから、2006年、NPO法人チャイルド・ケモ・ハウスを設立し、小児がんを経験した子どもたちや家族はもちろん、医療、教育、福祉、建築やまちづくり、デザイン等さまざまな分野の専門家の方々との取り組みが始まりました。
また、ハウスの安定した運営のために公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金を設立し、たくさんの市民や企業の皆様の応援やご支援を得て、2013年、神戸医療産業都市(ポートアイランド)に「チャイルド・ケモ・ハウス」を開設することができました。その後、紆余曲折はありましたが、2022年、子どもたちとご家族の滞在をよりしっかりと支え、治療後の日常生活を過ごすなかでの社会的つながりなどの長期的支援をめざすファミリーハウスとして、新たな出発をすることとなりました。
2005 | 小児血液腫瘍分野における人材育成と患児のQOLに関する研究会発足 |
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2006.11.8 | 研究会を発展解消し、NPO法人チャイルド・ケモ・ハウス設立 |
2006 | 「かえっこバザール&チャイルド・ケモ・ハウス」開催 |
2010 | 日本財団Tooth Fairlyプロジェクトによるハウス建設費支援決定 |
2010.11.12 | 一般財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金設立 |
2011.8.1 | チャイルド・ケモ・サポート基金 公益財団法人認定 |
2013.4 | 神戸市ポートアイランドに、家族滞在型療養施設「チャイルド・ケモ・ハウス」開設 |
2014.3 | 「小児がんの子どもと家族を支える拠点病院と地域サポート」シンポジウム https://youtu.be/elatTUlfSOs |
2013.6 | チャイケモ・チャリティウォーク始まる https://youtu.be/cko8_7dgy3c (👈️2014年度の動画) |
2015~ | 小児慢性特定疾病児童等の自立支援事業を開始 |
2021 | ハウス内にファミリースペース開設、ファミリーサポート事業を開始 |
2006年 | CANPANブログ大賞 |
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2007年~ | 毎日新聞 小児がん征圧募金(〜2022) |
2010年 | 大阪商工信用金庫 さくら賞 |
2011年 | 大阪商工信用金庫 社会福祉賞 NPO法人パートナーシップ・サポートセンターパートナーシップ賞 |
2018年 | 「チャンピオン・オブ・チェンジ」日本大賞 入賞 |
2020年 | 近畿ろうきんNPOアワード奨励賞 |
表は左右にスクロール可能です。
日時 | 学会名 | タイトル | 媒体 |
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2015 | 第57回日本小児がん看護学会 | 入院中に高校受験できなかった小児がん患者に復学支援を行った1例 | 口演 |
難治性脳腫瘍患児に遊び・学びを通した緩和を行った1例 | ポスター | ||
自宅訪問を中心とした、小児がん患児のきょうだい支援の実施 | ポスター | ||
AYA世代のがん経験者のピアサポートプログラム実施の報告 | ポスター | ||
訪問看護からグリーフケアまでかかわっている一例(12歳脳腫瘍男児のケース) | ポスター | ||
ビーズ・オブ・カレッジプログラムにおけるバタフライビーズの必要性 | 口演 | ||
父親役割を遂行できることによる家族の絆の強化~チャイルド・ケモ・ハウスで過ごした4歳男児と家族の一例~ | 口演 | ||
幼児期の小児がん患児の父親役割~患者家族滞在施設で過ごした症例からの一考察~ | 資料 | ||
ビーズ・オブ・カレッジ®プログラムを用いた遺族へのビリーブメントケア~バタフライビーズの導入を試みた6例の報告~ | 資料 | ||
2016 | 大阪小児緩和ケア研究会 | 要介護2の祖母に親権があるAYA世代脳腫瘍患者の一例 | 口演 |
2017 | 第59回日本小児がん看護学会 | 2歳女児の小児がん患者の看取り 有床診療所・訪問看護ステーション・地域基幹病院の連携体制の構築 | 口演 |
2018 | 第40回近畿小児血液・がん研究会 | きょうだい支援における課題~当院でのアンケート調査結果を通して~ | 口演 |